まだ、子供だった頃中古で買ってもらったのがCanon AE-1でした。 シャッタースピード優先の自動露出という微妙な機構で人気もないので中古でも安く手に入ると思います。
キャノン AE-1の使い方
撮影に使用しているのはモノクロフィルムを使っていまして、現像は自家現像でフィルム現像とプリントをしています。
ライカなどと比べると、AE-1の使い方はとても簡単だと思いますがデジタルカメラ全盛の昨今、フィルムカメラに馴染みの無い方もいるようですのでできるだけメモとして残しておこうと思います。
電池と入れ方
AE-1は電池がすぐになくなります、予備の電池は持ち歩いたほうがいいと思います。
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フィルムの装填方法
フィルムの装填はまず裏蓋を空けるのですが、巻き戻しのノブを上に引っ張ると裏蓋が開きます。
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ASA感度の設定
デジタルカメラにも感度設定はありますが、フィルムカメラにも感度設定があります。 フィルムに合わせてASA感度を設定します。
比較的新しいタイプのフィルムカメラはフィルムケースについているコードを読み取って自動的にASA感度を設定してくれますが、古いカメラは自分で設定する必要があります。
ちなみにASA感度は、AE-1とAE-1Pで設定方法が異なっています。
AE-1はシャッタースピード決定するダイヤルを上に引っ張りながら回して設定します。 AE-1Pは、巻き戻しノブ横の銀色ボタンを押しながらノッチを回してASA感度を設定します。
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フィルムの巻き戻し方
フィルムの巻き戻しは、裏側のボタン(黒いポッチ)を押すと巻き戻しができるようになりますので、巻き戻しノブを回してフィルムを巻き取りします。
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レンズの交換方法
AE-1などの古いカメラはFDマウントというタイプで新しいEFマウントとは互換性がまったくありません。
そのためもありますが、中古のFDレンズはとってもお安いです。
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シャッタースピード優先オート撮影
AE-1のオート機構はシャッタースピード優先の露出です。 シャッタースピードを決めると絞りを自動的に決めてくれるというオートモードです。
デジタル一眼レフではプログラムオートが搭載されていますから・・・ダイヤルをPにして押すだけ! しかも、何十点ものある評価測光だから露出が極端におかしなことになることはないよね。
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AE-1は、中央部分重点測光ですから中央部だけで露出を決めてしまいます。 露出点と外側の輝度が大きく違うと露出がうまく合いません。
マニュアル露出撮影
内臓の露出計はついていますが、中央部分重点測光ですので中央部分だけを見て露出を合せてしまいます。 被写体の周りの露出も測ってから頭の中で多少の補正が必要なこともあります。
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被写界深度確認方法
通常は、レンズの絞りは開放状態で見えています。 絞りによって被写界深度が変わってきますので確認したい場合には絞り値にあわせた状態になるようにレバーを押し込んで実際の絞りでの被写界深度をチェックします。
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